JB74 ジムニーシエラ JC レーダーサポート装着車に社外ハンドル取り付け!スパイラルケーブル交換!
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こんにちはー88worksです!今回の車両はこちら!

日本車長納期の一台!ジムニーシエラです!かっこいいですよね!
先日、ノマドが発表されて4日間で受注停止になるなど、ジムニー人気が続いています!
今回やらせていただいた車両は、お客様がご自身でNARDIのハンドルに交換したところ、ESP警告灯、エアバック警告灯など多数の警告灯が点灯してしまったのことでご来店いただきました。

困ったお客様は、色々なお店やディーラーに出向かれたみたいですが断られたとのことで、ご来店いただきました。
まずは、コンピュータ診断でエラーを診断します!
その間にお客様に作業中のお話を聞くと…
スパイラルケーブルを回してしまったとの話を聞きました。
ハンドル交換で一番気をつけないといけないのが、スパイラルケーブルです。
エアバックやホーンなどの配線が、ハンドルを回しても切れないようにしてある配線です。
これを回してしまうと断線してしまう可能性があります。
待つこと数分…診断の結果が…
「舵角センサー異常」
最近の車は、ハンドルがまっすぐ走っているかも見ています。
ハンドルが斜めでまっすぐ走っていると異常を拾い警告灯をつけます。
これは、スパイラルケーブルが適切な位置にいないため、ハンドルがまっすぐで走っていたとしても内部的にハンドルが曲がっていると判断したのでしょう。
あと、ホーンもなりません。
なので間違いないと思い今回はスパイラルケーブル交換をやらせていただきました!

新品のスパイラルケーブルを取り寄せます。
(今回は社外ハンドルでエアバックが外れていますのでバッテリーは外していませんが、エアバック付き車は必ずバッテリーを外してください!)
今時はネットに色々な作業情報がありますが、JB74/JB64のスパイラルケーブル交換ってないんですね笑
もしかしたらネット初公開かもです笑
まずは、ハンドルを右にいっぱいきり、左にいっぱい回しをして何回転か記憶し、その半分の位置がハンドルセンターなのでセンター位置を出したら作業を開始します。
まずはハンドルコラムを外していきます。
下側のチルトレバー付近にプラスネジがいますので外していきます!

下側は一本だけなので後は爪を外していきます。

外れました!次に上側を外していきます。

左右2箇所、プラスで止まっていますので外していきます。

外れました!後はハンドルを外していきます。

ホーンボタンを外して17mmのセンターナットを外して…
最近つけたハンドルなので力をかけずに手前に外すと…

おう…
本来は飛び出さないスパイラルケーブルが勢いよく飛び出してきました…
今回は交換なので良かったですが…違ったと思うとゾッとしました。

スパイラルケーブル自体は上と左右の3本の爪で止まっているだけなので外していきます。

スパイラルケーブルの下側に二つカプラーがありますので外していきます。

後は新品を取り付けていきます!
後は元に戻していきます。

付属のエアバック警告灯キャンセラーを取り付け、ビニールテープで巻いていき…

付属の12ピンカプラーを接続していきます。
舵角センサー、スパイラルケーブルはここまでちゃんとやってきましたので大丈夫!あとは鳴らなかったホーンだけ!
ホーンの+配線を金属に触れさせてテストして鳴ればオッケーなのですが…
ん?鳴らない…
一気に血の気が引きました…スパイラルケーブルを変えさせてもらったのに…
なんで鳴らないか、めちゃくちゃ調べますがネットに載っている訳でもない…
色々なことを試しましたが鳴らない…
なので、そもそもこの12ピンカプラーから来てる+配線が間違っているんじゃないかと思って、今回取り付いていたハンドルボスを調べてみることに…
今回はこちらのハンドルボスがついていました。

HKB社製のハンドルボスです。OT-250Cを検索し、本当にJ B74用か調べてみることに!
このとき思ったのですが検索してみると…HKBさんのホームページより先にショッピングのサイトが先に来てるんですね…
これだと、JB74用はこれだと錯覚してしまいます…
普通に考えると適合しているように見えますが…
HKBさんのHPで車種適合を見ると…

まずJCはステアリングスイッチがある車なのでホーン以外のスイッチ類がある車両になるため適合未確認…
さらにセーフティサポート装備車両なので、適合しないとのこと…
多分ショッピングサイトにはこのような注意文がなかったり、わかりにくいことが多いです。
皆様注意してください!
みんから等のブログを見ても、成功している人はステアリングスイッチがなかったり、セーフティサポートがなかったり…ヤフー知恵袋の意見では、ハンドル交換したいから下のグレードにしたという人までいました。
結果、このハブキットでは着かないのだろうと思い、お客様に純正ハンドルを持ってきてもらうことに…
これで純正ハンドルでホーンがなるようなら…

この12ピンカプラーの配線が違うのだろうと結論付けました!
正直この時は純正に戻したいなーって思っていたのですが、純正ハンドルを持って来店されたお客様が、試す前からどーにかつけて欲しいと、純正には戻したくない意向だったのでなんとかしたいと思い長考していたら…
(ここからは、本来の使い方と違う作業のためDIYでやられる方は自己責任にて作業をよろしくお願いいたします。)
純正ハンドルカプラーから伸びる一本の配線!!
これエアバックにつながるホーン配線らしき配線を見つけたので…
お客様に「純正ハンドルに戻らない決断していただけるならなんとかなるかもしれません!」とお伝えしたところ…
二つ返事をいただけましたので早速作業開始!
それがこちら!

ステアリングスイッチ、クルーズコントロールの配線をぶったぎり…

ホーン配線のみ生かして絶縁していきます!
この配線を金属に当てると…
しっかり鳴りました!セーフティサポート付きのJCグレードは、ホーン配線のカプラー位置が変わっていました!
後は組み付けていき…

完了です!
あとは点灯していた警告灯をいったん診断機でリセットをかけ、試運転!
もちろん警告灯も何も点灯しませんでした!
セーフティサポート装着車でステアリングスイッチ装着車、クルーズコントロール装着車のJCに社外ハンドル交換なんとかなりました!
それがこちら!
完成した後に、どうしてもハンドル交換をしたかった理由を伺うと…
恩師に大切にするならと、譲り受け絶対にこの車に付けたかったとのことでした!
なんか、独立して持ち込みハンドル交換沢山承ってますが…
その持ち込まれるハンドルには沢山のストーリーがあるなとつくづく思います。
僕も初めての車のシルビアのハンドル残しておけば良かったって本当に思います。
今回の作業は正直、DIYでは難易度が高いと思います。
年式により違う可能性があるため作業される場合は自己責任でお願いいたします!
まず確認できたのが、ジムニーのスパイラルケーブルは、6ピンと12ピンが存在し、さらに12ピンも2種類があることがわかりました!
なんとか、思い入れのあるハンドル交換、なんとかなって良かった!お客様にも喜んでいただきました!
ハンドル交換のご相談!いつでも承ります!
ご相談は0568−75−889!88worksまで。
よろしくお願いいたします!