マーチNISMO S 車高調取り付け!(フロント編)
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こんにちは〜88worksです。
今回はご購入いただいたマーチに車高調の取り付けを依頼されましたので作業手順をご紹介していきたいと思います。
今回はフロント編です。
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純正状態ですとこのような感じです。若干フロント上がりのような形です。
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フェンダーアーチからおおよそ7CMほど空きがあります。
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今回はお客様ご要望で、BLITZのDAMPER ZZRを取り付けていきます。
私もZE0のリーフに乗っている時に取り付けましたが、値段もリーズナブルなのに乗り心地とスタイルの両立ができる車高調だなと思っておりました。
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ジャッキアップしたのち、まずはアッパーマウントのネジを緩めます。
頭は六角レンチで供回り留めをし、18mmのメガネで緩めていきます。
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この時ネジは外すのではなく、このぐらい手で緩むぐらいになったら一旦緩めるのをやめます。
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次にホイールを外し下側を作業していきます。
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ここの21mmのナット二つを外していきます。
かなり硬いので注油はもちろん、インパクトで緩めるかブレイカーバーを用意された方がいいです。
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ナットが外れたらボルトはそのままにしておきます。
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ブレーキホースを止めている金具を外します。
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ピンを外せば簡単に外れます。
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スタビライザーリンクのナットも外していきます。
16mmのナットと共周り防止に六角レンチを使います。
全部外れましたら、
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アッパーマウントのネジを外して、
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ナックル側のネジも外してサスペンションを外していきます。
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外れました。これを反対側も同じ作業をしていきます。
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左右のフロントサスペンションが外れました。
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これをこちらの車高調と交換していきます。新品の車高調は本当に美しい!
ただ、K13マーチはポン付できる車高調ではなく、ある程度純正部品を組み込んでから取り付けとなります。
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まずは、スプリングコンプレッサーを取り付けていきます。
ちなみに、世の中にはスプリングコンプレッサーを使わない裏技などが紹介されていますが、絶対におやめください。暴発した時のスプリングの爆発力は凄まじいです。
実際に私の知り合いは、指が無くなりました。それぐらい破壊力があります。
それもそのはず、マーチのフロントスプリングのバネレートはおおよそ4kgf/mm…スプリングを1mm縮めるのに4kgの力がいるんです。
タイヤ着地状態で65mm沈み込むため、そこで針金などで縛っても65✖️4!260kgの力が溜め込まれているわけです。それが一瞬で解放された時の力は想像を絶します。
我々不意に壁に足の小指をぶつけるだけで悶絶します。
軽自動車に成功例が多いですが絶対にお勧めしません。
絶対にスプリングコンプレッサーの代用はおやめ下さい。
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ストラットマウントインシュレーターを外していきます。こちらは車高調に必要な純正部品です。新品交換が望ましいですが特に硬化やひび割れなどなければ再利用します。
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外れました。ロックボルトも外していきます。こちらも再利用します。
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六角と18mmのメガネを使って外していきます。
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外れました。ここから、ストラットマウントベアリングを外していきます。
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まずはゴム部分を外し…
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このような状態にします。
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外していくのですがこじったりすると変形に繋がるので、ピッタリ合うボックス等を当てがいハンマーで小突きます。
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外れました。
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ゴムブッシュも綺麗で、ベアリングの回転も滑らかだったため再利用していきます。
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ロックナットにて取り付けていきます。
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両側同じ作業をやって組み上げ完了です。
ここからは逆手順で取り付けていきます。
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まずはアッパーマウントを手締めでできる限り締めていきます。
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ナックル側もボルトナットを取り付けていきます。
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スタビライザーのリンクロッドも取り付けていきます。
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ブレーキホースのピンに…
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裏の配管もしっかり固定します。
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あとはトルクレンチで規定値に全部締めていきます。
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取り付け完了です。
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まずはフロント−20mmの吊るしの状態でつけてみました。
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確かに20mm落ちてる…
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フロントだけで見るとこんな感じ。
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純正状態がこちら…
確かにグッと引き締まった感じがします。
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ですが、せっかくご購入いただいた車高調。これでは元EK9に乗られてたオーナー様は満足されないと思うので、リアをつけて納車までにしっかりスタイルと乗り心地をセッティングしていきたいと思います。
ダウンサスと違い、全長式車高調の利点はスプリングのプリロードを変更せずに車高を変えれます。
吊るしではプリロードはほぼゼロ。
街乗りでは大切なスプリングの柔らかいところから使えます。
ただ、足回りは純正位置からサスペンションだけで上げ下げすると他のアームたちがすぐに限界に来てしまい乗り心地は必ず悪化します。
乗り心地や、操作性をさらに手に入れられたい方は社外アームの取り付けもお勧めします。
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