こんにちは!88worksです!今回はこちら!
ご注文いただいたルークスに社外ハンドルを取り付けていきます。
何故ハンドル交換なんてするの?どんなハンドルをつけるの?色々気になると思います。
今回取り付けるハンドルがこちら…
TOMEIパワード社製のハンドルです!
実際お客様に実物を見せていただくまで、東名パワードさんからハンドルが出ていたなんて知りませんでした!
もちろん今では廃盤の製品となりますのでお宝ハンドルに間違い無いです!
スポーツカーでも無いのに、エアバックを失ってまでハンドル交換が必要なのか?
正直、最初は私も商談時に思いましたが…
このハンドルの話を聞いていると…
ルークスをご購入いただいたお客様は昔、R32のスカイラインに乗ってらっしゃって、その時に付けていたという思い出の一品だったのです!
その話を聞いた瞬間!エアバックなんて関係ない!是非付けさせてください!と私の気持ちが動いた瞬間でした!
こんな話を聞くと、私も初めての愛車のシルビアのハンドルを残しておけばよかったと少し後悔しました笑
ただ、エアバックを外す行為は任意保険の条件に関わってきますのでその辺りのお話をさせて頂き作業を開始させていただきました。
エアバックを外しますので、誤爆させないためにバッテリーのマイナス端子を外します。作業時に暴発した場合、大怪我は免れません!必ずマイナス端子を外しましょう!
ハンドル横のT30のトルクスを左右外していきます。
外れたら、エアバックを外していきます。
エアバックのカプラーは二重ロック機構になっています。
黄色い部分を、小さいマイナスドライバーで上に上げ黒い部分を引っ張れば外れます。
赤色の配線はホーンの配線なのですが、こちらは引っ張れば外れます。
外れましたらセンターの17mmのナットを外していきます。
インパクトがあれば一番ですが、ない場合は十時レンチ等を使うと簡単に外せます。
外れました。ここから、スプラインで強固にくっついています。
ハンドルを左右にガタガタしながら手前に引っ張ってきます。
取れました!
このまま取り付けるとエアバック警告灯が点灯しますので、付属のキャンセラーを繋いでいきます。
ホーンも付属のカプラーに交換します。
純正は1本ですが付属のカプラーは2本出てます。
いろんな車種に対応させるために2本出ていますが、ルークスの場合は左側の配線しか使用しません。
次に、センターシャフトの脱脂をしていきます。
油が残っていると規定トルクに締めた場合ハンドルボスが割れることがあるみたいです。
ハンドルボスを仮付けします。その際に外れるのとショート防止ののためにビニールテープで止めていきます。
ホーンの使わない配線も、一応絶縁していきます。
ハンドルボスのカバーを一旦外し使わない配線はこちらに隠していきます。
ビニールテープでぐるぐる巻きにして固定していきます!
配線ができましたらセンターナットで規定トルクで締め込みます。
ハンドルボスカバーを取り付けます。
次にハンドルをつけていくのですが
今回ホーンボタンは紛失したとのことでした。
MOMOのホーンがつくのか…ナルディのホーンがつくのか…はたまた、全く違うものがつくのか最初はわかりませんでしたが…
調べていくと東名パワードのこのハンドル…
MOMO社のOEM商品ということがわかりました!
なので、今回はレーシーなこちらのホーンボタンを取り付けます!
レーシングカーみたいなボタンです!かっこいい!
車両側の配線とホーンボタンの配線を繋げます。
確か、ここの配線はマイナスだったと思いますが念の為絶縁しておきます。
ハンドルを取り付けていきます。
噛み込んでいないか、一応確認していきます。
対角線に締めていきます。
取り付けれました!
ハンドルを変えるだけで一気に雰囲気が出ます!
R32くんの心が宿った気がしました!
あとは、外していたマイナス端子を取り付けてテストをしていきます。
ちゃんと、鳴りました!
あとは、エアバックの警告灯が点灯しないかエンジンをかけていきます!
警告灯も点灯していません。
あとは試運転をしハンドルセンターがあっているかテストして終わりです。
今回は思い入れのある部品を販売させていただいたお車に取り付ける作業をさせていただきました。
作業しながら、色々感慨深い思いをさせていただきました!
私も昔はドリフト小僧だったので、当時のシルビアは今なら大枚叩いても買い戻したい気持ちがありますが、叶いません…
「なにわともあれ」という走り屋?笑の漫画があるのですが、作中で、はじめちゃんには思い続け、振られ続けたチカちゃんという子がいました。はじめちゃんは走っている最中に事故により亡くなります。ちかちゃんが、はじめちゃんの存在の大きさを失ってから気づき事故車両からハンドルを取りに行くシーンがあるのですが私は涙を流しました笑
ハンドルってやっぱり思い出になる一番の部分ですよね?
残っているのが本当に羨ましいと思いました!
納車時に喜んでいただける顔を想像しながら、今年一番楽しかった作業でした!
納車まで楽しみにお待ちください!